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2019年1月27日(日)

「反辺野古」新漁業組合

沖縄・名護に 「埋め立ては違法」

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(写真)「豊かな海を破壊する辺野古新基地に反対していく」と語る新名事務局長(左から3人目)=25日、沖縄県名護市

 沖縄県名護市の東海岸に面した住民が、海に入り、水産物を取れる「入会漁業権」の確立を目指す任意組合、「名護市東海岸入会漁業組合」(稲嶺盛良組合長)を設立しました。25日、同市内での記者会見で発表しました。

 2018年3月に東海岸の住民35人が名護市東海岸漁業協同組合設立準備委員会を立ち上げ、準備組合として、組合の認可申請をしましたが、2度にわたる不認可。県からの「実績を積み上げてほしい」との意向を受け止め、任意組合として再出発しました。

 会見で新名善治事務局長らは「元来、海は地先に住む皆のもの。この豊かな海と漁場を守り、後世に引き継いでいかなければならない」と強調。1月11日に準備組合は解散したことを報告しました。

 入会漁業組合として、「ウミンチュ(海人)としての実績を積み上げ、同時に入会漁業権を前面」に出し、(名護市辺野古の)米軍新基地建設に抗議し、反対する立場を明記した決議の採択も、明らかにしました。

 熊本一規明治学院大学名誉教授が会見に同席、新基地建設のための「辺野古埋め立てには入会漁業者の同意が必要であり、その同意のない埋め立て工事は違法である」との認識を示しました。


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