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2019年1月25日(金)

辺野古新基地 立憲主義に傷

憲法研究者131人が声明

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(写真)記者会見する(左から)飯島滋明、笹沼弘志、稲正樹、志田陽子、石川裕一郎の各氏=24日、衆院第1議員会館

 憲法学者有志が24日、国会内で記者会見し、「辺野古新基地建設の強行に反対する憲法研究者声明」を発表しました。辺野古新基地反対ではこれまで行政法学者有志が2015年、18年に声明を発表していますが、憲法学者の声明は初。24日時点で131人が賛同しています。今後も賛同を広げ、政府や沖縄県、全政党に送付する予定です。

 声明は、沖縄県民の民意に反してこのまま新基地建設を強行すれば「日本の立憲民主主義に傷を残す」と指摘し、直ちに辺野古埋め立てを中止するよう要求。基地建設の強行は、基本的人権の尊重、平和主義、民主主義、地方自治という日本国憲法の原理を空洞化するものだと強調しています。

 会見には、元国際基督教大学教授の稲正樹氏、静岡大学の笹沼弘志教授、武蔵野美術大学の志田陽子教授、名古屋学院大学の飯島滋明教授、聖学院大学の石川裕一郎教授が出席。志田教授は「憲法12条にあるように、国民に保障する自由と権利を保持するために『国民の不断の努力』を思い起こさないといけない。声明が何らかの刺激となり、新基地建設に反対する方々に活用してもらえたらと思う」と話しました。


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