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2019年1月5日(土)

静岡・東富士演習場外に落下傘

米軍 投下先を誤入力

 在日米軍横田基地(東京都)配備の米軍輸送機が静岡県裾野市の陸上自衛隊東富士演習場外の工業団地付近にパラシュートを落下させた事故(昨年12月19日)の原因が、投下担当兵士の人為的ミスだったことが4日、わかりました。防衛省北関東防衛局が横田基地周辺自治体に情報提供しました。

 情報は3日付で、事故を起こしたC130J輸送機が所属する米空軍第374空輸航空団から提供されたもの。物量投下訓練に参加していた投下担当の兵士が、コンピューターに投下位置を誤って入力。このためパラシュートが開いたあとも貨物が機体に固定されたまま投下されませんでした。開いたパラシュートの影響で航空機事故の危険があるため、緊急時の手順に従い直ちにパラシュートを切り離したとしています。

 投下訓練と切り離しは、演習場内で行われましたが、パラシュートが開いたため風の影響で場外に落下したとしています。

 また、投下を担当した兵士については投下任務の資格をはく奪し、同任務を遂行するに足りると判断されるまでは、同様の任務に従事させない措置をとったとしています。


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