2018年12月23日(日)
高校生 辺野古考える
沖縄で平和集会 「自分のこととして」
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平和な社会をつくるために学び考え交流する「高校生平和集会in沖縄」(主催=同実行委員会)が22日、沖縄県内で始まりました。
3年ぶりの開催で東京、埼玉、京都、広島など各地から参加。3日間の日程で、沖縄戦の戦跡や米軍新基地建設がねらわれる名護市辺野古などを訪れ、戦争体験者や新基地建設に反対する県民らと懇談・交流します。
那覇空港内での開会集会で、現地実行委員長の照屋佑之介さん(17)=糸満高校3年=が基調提案を行いました。米軍新基地建設へ日本政府が土砂投入を強行したことにふれ、「多くの県民が反対するなかでのこのような対応は、民主主義をないがしろにする行為ではないでしょうか」と強調。「日本政府の対応や新基地建設について自分のこととして一人ひとりが考える場にしていきたい」と述べました。
東京から参加した高校3年の男子学生(18)は、「県知事選挙などで何度も、沖縄に米軍基地はいらないという結果が出ているのに、なぜなくならないのか。実際に現地を見て、抗議を続けている人からも話を聞きたい」と話しました。
集会には、玉城デニー沖縄県知事から激励のメッセージが寄せられました。