しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年12月16日(日)

憲法守り教育に自由

学校・地域の取り組み交流

東京で集会

写真

(写真)「12月集会」実行委員会が主催して開かれた「憲法と教育の改悪を許さない!」集会=15日、都内

 憲法を守り抜き、東京の教育に自由と民主主義を取り戻そうと15日、東京都内で「憲法と教育の改悪を許さない!」の集会が開かれました。主催は「12月集会」実行委員会。「日の丸・君が代」強制の「10・23通達」が出され、都立七生養護学校(当時)の性教育への介入がなされた2003年から始まり、今年で16回目。

 「日の丸・君が代」裁判や夜間定時制の存続、長時間過密労働の学校現場、統廃合・リストラとのたたかい―の課題で報告がありました。都内の小学校教師は「仕事が大変で、教員の同僚性が破壊されている。困っている子どもに寄り添うなど教職のもつすばらしさ、専門性を取り戻すため教育予算の抜本増が不可欠」と訴えました。

 足立区立中学校の性教育への介入問題について大谷猛夫さん(教育の自由を守る足立区民の会共同代表)が経緯を報告。「不適切・問題ある性教育授業などの指摘はあたらないことがはっきりした。子どもたちの実態に応じた性教育授業を区内の中学校に広めていきたい」と話しました。

 子どもと教科書全国ネット21事務局長の鈴木敏夫さんは、子どもの心を脅かす“問題満載”の日本教科書の中学道徳教科書は「(全国で)3地区、冊数で0・2%程度に抑え込むことができた。継続的で粘り強い運動などが成果を生んだ」と強調しました。

 一橋大学名誉教授の渡辺治さんが「安倍改憲を阻止し、憲法の生きる日本へ」と題して講演しました。


pageup