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2018年12月11日(火)

憲法審強行 会長が反省

与党筆頭幹事は「おわび」

 衆院憲法審査会が10日開かれ、森英介会長(自民党)が会長職権により審査会を強行したことを念頭に「円滑なる運営ができなかったことは誠に残念であり遺憾」と反省の意を示しました。

 野党は自民党が与野党の合意なく審査会を一方的に開くなど官邸の指示に基づき改憲4項目の提示を画策してきたことに強く抗議。自民党と森会長の謝罪を求めていました。森会長は「憲法改正の発議権を有しているのはあくまでも国会であり、憲法審査会は与野党協力して丁寧に運営していかなくてはならない」とし、「今後は、会長として、改めて審査会の公正・円満な運営に、これまで以上に努めてまいる所存」だと述べました。

 自民党の新藤義孝筆頭幹事は幹事会で「私自身の配慮が足りず、不快の念を抱かせたことをおわび申し上げたい」と謝罪。「今後は政局に左右されることなく静かな環境の下で、円満な運営に努めてまいりたい」と述べました。

 自民党は今国会で改憲4項目を提示できませんでした。審査会では国民投票法(改憲手続き法)改定案の継続審議を与党の賛成多数で決めました。日本共産党、立憲民主党、国民民主党、無所属の会、自由党、社民党の野党6党派はそろって反対しました。

 また同日、衆院憲法審の幹事懇談会で、改憲の国民投票のテレビCM規制に関し、日本民間放送連盟(民放連)の幹部から意見を聴取しました。


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