2018年12月6日(木)
学者ら「京都アピール」
9条改憲に反対 安倍内閣退陣を
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益川敏英・京都産業大学名誉教授や浜矩子(のりこ)・同志社大学大学院教授など京都ゆかりの学者らが「9条改憲に反対し、安倍内閣の退陣を求める京都アピール」を5日、発表しました。「世界平和アピール七人委員会」が6月に発表した安倍内閣退陣を求めるアピールに呼応し、準備してきたものです。
よびかけ人は益川、浜両氏や、安斎育郎・立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長、岡野八代・同志社大学大学院教授、宮城泰年・本山修験宗管長ら14人です。
アピールでは、森友・加計問題に見られるような国家の私物化、9条改憲に向けた国会発議の動きを「危機的な状況」と批判し「9条改憲を阻止し、安倍内閣の退陣を実現することが喫緊の課題になっている」と強調。そして「多くの人々が即時退陣をめざし、共同の取り組みをすすめることを心からよびかける」と訴えています。
京都市内の会見で、安斎氏は「現内閣が隠し事をし、ウソをつき、ごり押しで政策を通す事態が進んでいる。一主権者として声を上げ、また、みなさんにも呼びかけたい」と語りました。
よびかけ人の一人、隅井孝雄氏(ジャーナリスト)は「京都は草の根の活動が活発だ。そういう人たちとも退陣を迫る動きをつくりたい」と述べました。
年明け以降に集会などを企画する予定です。