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2018年12月6日(木)

辺野古 土砂積み出し再開

防衛相表明 14日の投入狙う

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(写真)米軍新基地建設の埋め立て土砂搬出作業の再開に抗議してプラカードを掲げる人たち=5日、沖縄県名護市安和

 防衛省沖縄防衛局は5日、名護市辺野古の米軍新基地建設に向けた埋め立て土砂の積み出しを再開しました。岩屋毅防衛相が同日の記者会見で明らかにしました。14日の土砂投入を狙っています。

 防衛局は3日に名護市安和(あわ)の琉球セメント桟橋から積み出しを開始。これに対して県は(1)桟橋設置工事の着手届と完了届が未提出(2)桟橋に運び込んだ土砂の仮置き場について、赤土等流出防止条例上、届け出が必要―と指摘。同日午後から工事が中断していました。

 岩屋氏は、条例上の届け出の必要性について「確認中」とする一方、「作業に遅滞がないように採石場から(土砂を)直接搬入している」と説明。また、工事の着手届と完了届を工事業者が4日に県に提出したことで「行政指導の根拠とされた指摘は解消された」と述べました。

 名護市安和の桟橋では、午後2時すぎに運搬船が接岸。機動隊が座り込みで抗議する人たちを排除し、3時ごろにはベルトコンベヤーで大型ダンプトラック180台分の土砂を入れました。土砂は桟橋敷地内に平積みしたものではなく、近くの安和鉱山から直接、積み出しました。

 東京から辺野古ゲート前の座り込みに来ていた男性(60)は「来年の統一地方選、参院選で自民党を落とす。そして野党共闘で政権を変えないと、この国は大変なことになる」と語りました。


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