しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年12月4日(火)

ミサイル基地 否認を

沖縄・宮古島 住民が県に要請

 宮古島(沖縄県宮古島市)で建設工事が強行されている陸上自衛隊ミサイル基地配備計画に反対する「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」は3日、県や県議会に、防衛省の同基地建設強行を容認しない立場で対応するよう要請しました。同日、防衛省沖縄防衛局にも工事中止、配備計画撤回を求めました。

 同会の仲里成繁(せいはん)共同代表らは県庁で玉城デニー知事宛ての要請書を、応対した渡嘉敷道夫・知事公室基地対策統括監に手渡しました。

 渡嘉敷氏は「県としては、住民合意もなく、地域に分断を持ち込むような自衛隊強行配備は認められないものと考えており、地元の理解と協力が得られるよう政府は丁寧に説明を行うとともに、住民生活の安全・安心に十分に配慮すべきだと考えている。要請内容については知事に報告する」と答えました。

 会事務局の女性は「すでに地域住民の分断は始まっており、工事は強行されている」と強調。基地配備予定地内に活断層がある可能性や軟弱地盤の存在が明らかになっているにもかかわらず、防衛省の対策や調査、説明が不十分であることを指摘し「環境影響調査をするよう県からも強く申し入れてほしい」と訴えました。

 要請書では、配備計画撤回と違法性のある工事の中止を、県からも防衛省に働きかけることを求めています。

 仲里代表は「視察などで現地の状況を知事の目で確かめて、具体的な行動に移してほしい」と訴えました。


pageup