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2018年12月3日(月)

茨城県議選9日投票

原発のない、くらし最優先の県政に

取手・つくば・水戸 小池書記局長が訴え

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(写真)小池晃書記局長の訴えを聞く人たち=2日、茨城・取手駅前

 統一地方選・参院選の前哨戦として大激戦となっている茨城県議選で投票日(9日)前最後の日曜日となった2日、日本共産党の小池晃書記局長は、取手、つくば、水戸の3市をかけ巡り、県議候補とともに訴えました。小池氏は「東海第2原発の再稼働を許さず、くらし最優先の県政に転換し、安倍暴走政治を許さない一票を共産党に」と語り、現有3議席の絶対確保と新たな議席の獲得にむけて支援を呼びかけました。

 取手駅前で上野たかし候補(取手市区、定数2)は「福祉、医療、教育の予算は全国最低クラスなのに、船の来ない港づくりに熱中する。逆立ち県政を変えよう」と訴えました。

 つくば駅前で山中たい子候補(つくば市区、定数5)が「原発事故は絶対繰り返してはならない。再稼働ストップ、廃炉の決断を迫るため送り出してほしい」と力を込めました。

 水戸駅前でマイクを握った江尻かな候補(水戸市・城里町区、定数6)は「子どもたちの未来に原発を残してはならない。残したいのは憲法9条。ともに未来を切り開いていきましょう」と呼びかけました。

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(写真)上野たかし候補=取手市

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(写真)山中たい子候補=つくば市

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(写真)江尻かな候補=水戸市

 小池氏は、老朽化した東海第2原発の危険性にふれ、県民の8割が再稼働に反対だと指摘。県議会で東海第2の廃炉を求める意見書に共産党だけが賛成し、自民党、公明党などの反対で否決されたと述べ、「選挙前に突然、公明党が“県民の意思を集約”といいだしたが、無責任にもほどがある。知事に廃炉を迫る議員が必要だ」と力を込めました。

 県政について小池氏は、福祉予算である民生費は全国41位である一方で、人口減を予測しながら水の需要は増えるとして霞ケ浦導水事業や八ツ場ダムなど巨大開発を進めていると告発。「県の財政力は全国9位。くらし最優先に転換しよう」と語りました。

 その上で、自民党が週明けに憲法審査会を開催し、同党の改憲案を示そうとする動きを批判し、「戦後、国会に改憲案が示されたことはない。絶対に許すわけにはいかない」と強調。消費税10%増税の一方で、年金引き下げを狙っているとして、「憲法改悪、消費税増税、安倍政権の暴走を許さない一票を」と訴えました。

 小池氏は、党県議団が前回の県議選で3議席になり、後期高齢者医療保険料の8年間据え置きや、コミュニティー交通への補助などを実現したと紹介。党県議団が提出した種子法復活を求める意見書を自民党・公明党が否決したことにふれて、「県民の願いを議会に届け実現するためには、共産党の議席を増やすことが必要だ」と訴えると、大きな拍手と声援が起きました。


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