しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年11月20日(火)

空港の安全に責任持て

宮本岳志議員 関空浸水取り上げ

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=16日、衆院国交委

 日本共産党の宮本岳志議員は16日、衆院国土交通委員会で、9月の台風21号により関西国際空港が大規模に浸水し、空港機能がまひした問題を取り上げ、空港の安全対策は民間事業者任せでなく国が直接責任を持つべきだと追及しました。

 関空1期島は、台風による高潮で125万立方メートル以上の海水が流入し、電源設備が喪失しました。宮本氏は、関西エアポート社は電源を浸水から守る対策を作成していたのかと追及。国交省の蝦名邦晴航空局長が「想定していなかった」と述べ、宮本氏は「驚くべき答弁だ」と批判しました。

 宮本氏は、関空は低い地盤での地下水の染み出しや地下室の漏水などが国交省の研究会で指摘されていたとして、「想定外は許されない」と指摘。2011年には日本共産党の穀田恵二衆院議員が同委で「想定外を想定しての対策を」と求め、同省はコンセッション事業者であっても安全対策を適正に実施すると答弁していました。

 ところが、台風21号の警報が出された2時間後に、石井啓一国交相が関西エアポート社社長と面会したのに、台風への対処を求めていなかったことに、宮本氏は「適切な対応だと言えるのか」と批判。空港の安全対策は事業者任せではなく、国が直接責任を持つべきと指摘しました。


pageup