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2018年11月9日(金)

空の安全守ろう

年末闘争勝利へ 日航労連が職場集会

 日本航空の全職種の労働組合でつくる日航労組連絡会(日航労連)は7日夜、東京・羽田空港で空の安全を守るため人員不足解消や勤務改善を掲げた年末闘争の勝利めざす職場集会を開きました。

 日航の2018年上期決算について、日航乗員組合の柴田利浩執行委員は、「自然災害が多発したにもかかわらず昨年並み968億円の営業利益をあげている。災害のなか人員不足で奮闘した労働者の待遇を改善すべきだ」と強調しました。

 職場報告で、日航乗員組合の代表は「人員不足で乗務後の休日も少ない。会社は『便が止まらない限り人員不足ではない』とひどい態度をとっている」と発言しました。

 グランドハンドリングのJGS大阪労組の代表は「人員配置がマイナスで、一人でいくつも仕事をかけもち、貨物の生魚が炎天下に放置されていた」と指摘。日航キャビンクルーユニオン(CCU)の代表は「客室乗務員が機内清掃の一部を行うため、食事や休憩を取れない問題を訴え、清掃はグランドハンドリングの担当になった。仕事の押し付け合いにならないよう、人員増を求めて一緒にたたかいたい」と強調しました。

 日航ユニオンの代表は「会社は利益をあげようと外国航空の整備も請け負っているが、自社便の整備の人手が足りなくなる」と訴えました。

 解雇争議についても、乗員組合とCCUから、解雇された希望者の職場復帰などを求める統一要求を掲げた交渉について報告がありました。


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