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2018年10月29日(月)

JCPサポーターまつり

本部ブース 議員らと市民トーク

 JCPサポーターまつり本部ブースでは、日々の暮らしで直面する人権、貧困、福祉などさまざまなテーマで、市民と日本共産党国会議員・予定候補者が語り合いました。


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(写真)対談する藤井久実子さん(右)とたつみコータロー参院議員

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(写真)対談する(左から)山添拓参院議員、solaさん、安田浩一さん

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(写真)対談する水谷陽子さん(右)と池内さおり前衆院議員

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(写真)対談する倉林明子参院議員(左)と黒川真友さん(中央)

セクハラ、性暴力

吉良氏×大学生の女性

 吉良よし子参院議員と大学生の女性(23)は、女性差別、セクシュアルハラスメント、性暴力について語り合いました。多くの人が駆け付け、2人の一言ひとことにうなずきながら耳を傾けていました。

 女性は、前財務次官による女性記者へのセクハラなどに対し「女性が日常的に受けてきたことが表に出てきたと思う」と指摘。東京医科大学などの入試での女性差別など日本社会での女性の生きづらさが話題に上がりました。

 吉良さんから「これからの政治に期待することは」と聞かれた女性。「『私も被害にあった』と声を寄せてくれる人が増えた。こういう女性とつながって、性差別をなくすネットワークをつくりたい。女性の政治参画は遅れ、性暴力被害者への支援も少ない。この問題でも共産党に期待しています」とこたえました。吉良さんは「男性も女性も、多様な人が生きられる社会をともにつくりましょう」と呼びかけると、参加者は拍手で応えました。

若者の貧困と現状

たつみ氏×エキタスの藤井さん

 たつみコータロー参院議員と、エキタスで若者の貧困問題に取り組む藤井久実子さんのトークテーマは「反貧困」。若者の貧困や現状について話し合いました。

 藤井さんは、若者の多くが大学時代からアルバイトをしなければ生活できない現状の中、就職しても長時間のみなし残業などブラック労働が横行する実態を語りました。たつみ氏は、この間の日本共産党の躍進で、厚生労働省がブラック企業調査をするようになったと指摘。過労死や労災認定が出てきた企業の実名を報道するように変わったとして、「ブラック企業に対する抑止力になりつつある」と強調しました。

 たつみ氏は藤井さんに、日本共産党に期待することについて質問。藤井さんは「野党はすべて近いところにいると思います。だから共闘して政治を変えて」と応じました。たつみ氏は「自民党政治はすべて小手先の政策ばかり。これを変えるには自民党政治を終わらせるしかない」と強く訴えました。

ヘイトスピーチ、入国管理制度

山添氏×安田さん、solaさん

 ヘイトスピーチ(差別扇動行為)と入国管理制度の問題では、山添拓参院議員と、この問題に詳しいジャーナリストの安田浩一さん、入管問題に取り組むsolaさん(27)がトークしました。

 茨城県牛久市の東日本入管センターでの自殺事件に抗議するスタンディングをきっかけに、被収容者の面会などを行うようになったsolaさんが「入管施設では医療も十分になされず刑務所よりつらいという。面会した人から『私たちをいないことにしないでほしい』と。ぜひ関心を持って」と訴えました。

 安田さんは「ヘイトスピーチの問題では、排外デモに参加する右翼より私たちの隣にいる普通の人から出る差別偏見が怖い。ヘイトスピーチ解消法を実効性あるものにし、外国人と向き合う立法や政策が必要。共産党はじめ、野党に頑張ってほしい」とのべました。

 山添さんは「外国人を排斥せず、ともに住み働く個人として人権保障すべきだ。市民と野党で力を合わせたい」と表明しました。

LGBT、多様性

池内氏×弁護士の水谷さん

 池内さおり前衆院議員と水谷陽子弁護士のトークイベントでは、LGBT(性的少数者)を取り巻くさまざまな問題を中心に、多様性について考えました。

 池内氏は水谷氏に、自民党の杉田水脈衆院議員が「LGBTは生産性がない」などと発言し、謝罪もしていないことをどう思うかと質問。水谷氏は「生産性があるかどうかという尺度で人の価値を測ることは最低だ」と強く批判。水谷氏が「杉田水脈発言に怒った人はいますか」と問うと、集まった人全員が手をあげました。水谷氏は憲法13条(個人の尊重)に触れ、「その人がその人らしく、周りの人と違う生き方をしていいのです」と力を込めました。

 池内氏は「あなたの隣にいる人もあなたと同じように大切にされる社会にするために、政治はみなさんの言葉をつなぎ、みなさんが主体であるべきです。日本共産党だけではカラフルな政治はできないから、一緒に声をあげることが、力になります」と訴えました。

障害者福祉

倉林氏×元施設職員の男性

 障害者福祉の問題でトークしたのは、障害者施設で働いた経験がある男性(33)と、厚生労働委員会所属の、倉林明子参院議員です。

 障害のある家族を持つ看護師の倉林さんは、障害者通所施設での食事提供体制加算廃止の動きに対し、利用者などからの抗議ファクスを委員会室に持ち込んで追及、中止させたと報告。「障害者雇用の水増し問題でも野党合同ヒアリングを行い、一致して集中審議を求めている。引き続きお力添えを」と呼びかけました。

 男性は「いままで社会保障のためといって消費税が上げられてきたが、現場の職員の人手不足は変わっていない。共産党は消費税に頼らないというが、社会保障をどうつくっていくか発信してほしい」と注文。倉林さんは、安倍政権下の消費税増税分が法人税減税に相当すると語り「引き下げた法人税を元に戻し、能力に合わせた負担を求めれば確保できるとアピールしたい」と答えました。


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