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2018年10月23日(火)

改憲審議進ませない

自由法曹団総会おわる

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(写真)あいさつする新幹事長の泉澤章弁護士。後列右から5人目が船尾団長=22日、北九州市八幡東区

 北九州市八幡東区で開かれている自由法曹団(船尾徹団長)の福岡・八幡総会は最終日の22日、活動方針の採択と新役員を選出し閉会しました。討論では、団員らが各地の取り組みを発言しました。

 福岡の高木健康団員は、「水際方式」といった北九州市の誤った生活保護行政をあらためさせてきたことを紹介。今日では、生活保護基準の引き下げなど国とのたたかいが焦点になっているとのべ「今年10月からの基準引き下げに反対するとともに、全国で行なわれている引き下げ違憲訴訟で絶対に勝利する」と発言しました。

 京都と大阪の団員は、国が10連敗となっているアスベスト訴訟について発言。「訴訟はこれから最高裁に進むが、勝ちきる。勝ちきるというのは原告全員の救済だ」(大阪・遠地靖志団員)とのべました。

 福井の吉川健司弁護士は、大飯原発3、4号機の差し止めを認めた福井地裁判決を取り消した今年7月の名古屋高裁金沢支部の不当判決を紹介。最高裁判事の国民審査などでの裁判所チェックを呼びかけました。

 滋賀の玉木昌美団員は、主任弁護人を務める日野町事件で、大津地裁が7月に再審開始決定したことを報告しました。

 討論のまとめで、加藤健次幹事長は「臨時国会では改憲の審議を一歩も進ませない。最高裁判事の15人のうち14人は安倍政権下での任命だ。個別の裁判で全力を挙げるとともに、今の裁判所について知ってもらう必要がある」と発言しました。

 総会では船尾団長を再任、新幹事長に泉澤章団員を選出しました。


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