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2018年10月13日(土)

米、F35 全世界で停止

墜落事故受け検査 空自「そのまま運用」

 米国防総省は11日、9月28日に米国内で発生した最新鋭ステルス戦闘機F35Bの墜落事故を受け、国内外のすべてのF35の飛行を一時停止すると発表しました。初期調査でエンジンの燃料管に不具合がある可能性が見つかり、全機体の検査を実施するとしています。検査で問題が見つかった機体については燃料管を交換するなどの措置を取るとしています。一方、防衛省は次期防衛計画の大綱で敵基地攻撃能力の保有を計画しています。その一環としてヘリコプター搭載型護衛艦を改修しF35Bの搭載を狙っています。

 防衛省は12日、空自三沢基地(青森県)に9機配備しているF35Aには不具合の可能性がある燃料管は使用されていないと明らかにし「問題がない機体はそのまま運用する」と述べました。14日には陸自朝霞駐屯地(東京都、埼玉県)で開かれる自衛隊観閲式にF35Aの飛行が予定されており、不安が広がっています。岩屋毅防衛相は12日の記者会見で、空自のF35Aについて「米国の調査で指摘された燃料配管は使用されておらず、飛行の安全性への影響はないと確認した。引き続き安全飛行に努める」として、運用に支障はないとの認識を示しました。F35Aの追加配備計画に関しても「影響がない」と述べました。


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