しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年9月24日(月)

半壊の認定に不満

愛媛・宇和島 共産党が聞き取り

写真

(写真)要望を聞こうと仮設住宅を訪問する参加者=23日、愛媛県宇和島市吉田町

 日本共産党愛媛県委員会と党南予地区委員会の復興支援センターは23日、西日本豪雨で土砂災害が多発した愛媛県宇和島市吉田町の仮設住宅や被災地域を訪れ、住民から要望などを聞き取りました。党中予地区委員会の協力も得て、11人が参加しました。

 同市では吉田支所に隣接する敷地にプレハブの建設型仮設住宅を12戸設置。12世帯28人が入居しています。

 4歳と1歳の子どもを連れ、夫とともに入居している女性(26)は、自宅の1階が浸水。その上、土砂に押され、傾いた倉庫が自宅の目前に迫っているといいます。「危ないし、汚いので、自宅も壊したい」といいます。半壊の認定も不満で「大規模半壊にならないかと、市に相談していますが」と表情を曇らせます。

 浸水被害を受けた吉田町御殿内の女性宅(62)は、1階が浸水。「家財道具は全てダメになった」といいます。認定は半壊。「(大規模半壊とは)浸水の高さが15センチ違うだけです。被害は同じなのに」と不満をもらします。

 林紀子県センター長らは、2次調査を勧めるとともに、これまで被災者の声が支援制度を生み、発展させてきたことを伝え「今後も要望を聴かせてください。声を上げていきましょう」と呼びかけました。


pageup