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2018年9月18日(火)

“新基地は無理 米世論にも訴える”

沖縄知事選 デニー候補駆ける 翁長氏次男の雄治氏と

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(写真)翁長那覇市議(左奥)とともに訴えるデニー候補=17日、沖縄県豊見城市

 大激戦の沖縄県知事選(30日投票)で翁長雄志(おなが・たけし)知事の遺志を継ぎ奮闘する「オール沖縄」の玉城(たまき)デニー候補は17日、本島南部の南城、糸満、豊見城の各市を駆け回りました。

 豊見城市内でデニー氏は、辺野古米軍新基地建設阻止のための知事権限として、「この工事はできないという埋め立て承認撤回の事実がある以上、きっぱり新基地を止めると明確に表したい」と強調。衆院議員時代、4度の訪米を通して、新基地建設反対を訴えてきたことを紹介し、「県知事になったら何度も訪米し、沖縄の現状、民意の実態、新基地建設は無理やりだと米国の世論にも訴えたい」と語りました。

 翁長雄志知事の次男で「ひやみかち・うまんちゅの会」の雄治(たけはる)青年局長(那覇市議)は、名護市辺野古の米軍新基地が造られたら、観光客と住民の生命は守れないと指摘。知事選が、国土の0・6%の県に70%以上の米軍基地を抱える県民がそこまで許容していいのか訴えていく選挙だとし、「辺野古新基地は私たちのこれからの生活にとって必要ない。玉城デニーを当選させて、沖縄県の誇りある豊かな生活をつくっていけるようにお力をお貸しください」と訴えました。

 訴えを聞いた豊見城市の女性(73)は「どんなことがあっても、子や孫たちのために新しい基地を造らせたくありません。翁長知事の命をかけた思いを引き継げるのはデニーさんしかいません。相手は安倍晋三首相の要請を受けた候補。安倍政権対ウチナーンチュ(沖縄県民)のたたかいに負けるわけにはいきません」と話しました。

 南城市では、応援に「オール沖縄」の瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)市長が駆けつけ、「これから100年、200年先の沖縄を決める選挙で一番重要なのは、辺野古に新基地を造らせるのか、造らせないか、です。デニーさんは、はっきり辺野古新基地は造らせないと主張している唯一の候補者です」と力を込めました。


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