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2018年9月11日(火)

電線も電話線も寸断

和歌山・京都 党議員に被災者訴え

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(写真)住民から台風被害について話を聞く光永府議(右)と樋口市議(左)=8日、京都市左京区

 停電復旧のめどが立たない地域の住民は不安を募らせ、疲労が増しています。

 未復旧は和歌山県の約6810軒(うち有田郡有田川町約2340軒、海草郡紀美野町約2170軒)、京都市の約2380軒(うち左京区約1280軒)などです。

 有田川町では、旧清水町や旧金屋町の山側に立てられた電柱が倒木によって軒並みたたき折られ、停電で水道水をポンプアップできないため断水も続き、町職員らが給水に回っています。日本共産党の増谷憲町議は「倒木が危険で近づくことさえできず、いつ復旧できるのかわからない状況です」と話しました。

 紀美野町の日本共産党・美濃良和町議は「昨日(9日)からやっと工事の人が入ってきて、あっちで電気がついた、こっちもついたという話が出始めました。私の家はまだつきません。高齢者の1人暮らしの家では家族の人が1週間分の食材を買って冷蔵庫に入れておいたりするのですが、冷蔵庫がダメなので深刻です」と話します。

 この間、京都市左京区北部の花背や広河原に調査に入った日本共産党の光永敦彦府議と樋口英明市議の話によると、あちこちで木が倒れ、電線も電話線もズタズタの状況が多くの地域でみられました。「停電で固定電話もスマホもネットもテレビも冷蔵庫も使えず、情報もなかなか伝わらない」状態が続いています。住民からは「電気の復旧と道路の復旧を、とにかく早く」「倒木を毎日見ていると気がめいる」と切実な声が寄せられました。両議員は「住宅の再建、電気・道路の復旧など生活再建を急ぐとともに、荒れた山を元気にするための方策を考え、実行に移さなければならない」との思いを強くしました。


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