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2018年8月26日(日)

第64回日本母親大会in高知

運動の力で社会変える

写真

(写真)エール交歓する全国から集まった参加者=25日、高知市

 高知市内で25日から始まった「第64回日本母親大会in高知」。全体会では、「今日の運動」と題して全国各地の参加者がつぎつぎとステージに登壇しました。セクハラを許さない取り組みや、命とくらしを守る活動、核も基地もない平和な未来を求める活動についてスピーチし、力を合わせて声をあげ、社会を変えようと交流しました。

 (前田智也)

セクハラ許さない

市民の怒りで包囲

 「#Me Too」「#With You」など、セクハラを許さない動きが世界中で広がっています。全国各地で声をあげ、行動した経験が語られました。

 愛媛県の代表は、財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ発言とそれを擁護する麻生太郎財務相に怒り、「緊急の自民党県連前抗議を、党派を超えて呼びかけました」と報告しました。

 「STOPセクハラ・働きすぎ ワーキングプア」の横断幕を持って登壇した全労連の代表。「働く女性は、安倍『働き方改革』の強行成立に、怒りでいっぱいです」と訴え、「たたかいはこれからです。8時間働けば普通に暮らせる社会、セクハラのない職場実現に向けて、力を合わせましょう」と呼びかけました。

危険な塀撤去した

ツイッターで拡散

 「入学したころから、子どもが通う公立小学校のブロック塀のひび割れを心配していました」という香川県の代表は、6月の大阪北部地震で小学校のブロック塀が崩壊したことをきっかけに、塀の写真を撮ってツイッターで問題点を発信しました。「するとNHKから学校に取材がきました。その4日後に私たちが市長に申し入れたら、翌週に塀が撤去されました」と話すと、会場からどよめきとともに拍手が湧き起こりました。

原発ゼロ決意新た

立地住民から次々

 東日本大震災と東京電力・福島第1原発事故から7年5カ月。被災地や原発立地県に住む参加者が、原発ゼロの日本を実現しようと訴えました。

 「県では要求運動の積み重ねで、被災当初から医療費と介護保険料の免除が続いています」と紹介した岩手県の代表。「国の支援では、期間や対象が限定され被災者に寄りそっていません。憲法にもとづいて、きちんと国が復興の責任を果たすよう求めていきます」

 東海第2原発の再稼働に向けた動きを告発した茨城県の代表は、「原発の30キロ県内には96万人が暮らしています。県は広域避難計画を策定しましたが、実効性が問われています。原発の再稼働、運転期間の延長は絶対に許しません」と決意表明しました。

 消費税増税やカジノ反対、不当解雇撤回や弾圧事件など、各分野からの訴えも数多くありました。

 国公労連の代表は、9年目になる旧社会保険庁による不当解雇撤回のたたかいを報告。これまでに裁判などで、分限免職処分の取り消しが相次いでいるとのべ、「この処分が、いかに乱暴で不十分であったかは明らかです。職場復帰を勝ちとるため、全力で奮闘します」。

核兵器をなくそう

条約の批准迫ろう

 国連で核兵器禁止条約が採択されてから1年余。「私は1歳の時に広島で被爆しました」という広島県の代表は、「ヒバクシャ国際署名」を力にして、日本政府に禁止条約への署名・批准を迫ろうと呼びかけました。「批准国の中に、日本がいないのは本当に残念。力をあわせて、核兵器のない世界を実現させましょう」

 「核兵器禁止条約 教材を世界の子どもたちへ」と書かれた横断幕を持ってステージに上がった高知の幡多高校生ゼミナールの代表は、「母の世代から、ビキニ水爆実験に被災した漁民を追跡してきました」と紹介し、「禁止条約の教材になるDVDをつくっています」と発言。大きな拍手が起きました。

米軍基地いらない

オスプレイの危険

 沖縄をはじめ、日本のどこにも米軍基地はいらないとの訴えが相次ぎました。

 東京都の代表は、米軍横田基地に飛来しているオスプレイが違法な離着陸訓練を繰り返していると訴えました。「病院や学校、住宅密集地の上空は飛行しないなどの、日米合意の原則はまったく無視されています。日本のどこにもオスプレイはいらないと声をあげ続けます」と話しました。

 秋田県の代表は、秋田市にある陸上自衛隊・新屋演習場に配備が検討されている陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」について発言しました。

 配備予定地は「数百メートル先に学校があり、3キロ県内には官庁があるなど県の中心地です」と告発。町内会も配備に反対していると語り、「秋田県にミサイル基地はいりません」。

翁長氏の遺志継ぐ

知事選の勝利誓う

 発言を締めくくったのは沖縄の代表です。亡くなった翁長雄志県知事についてふれ、「米軍新基地建設を許さないと、安倍内閣と対峙(たいじ)していました。(訃報に)胸がいっぱいの思いです」。

 文字通り命がけで、辺野古の海の埋め立て承認の撤回を進めた翁長知事。「県民一人ひとりが翁長さんの志を継ぎ、大事な知事選の勝利へ向けて力の限り頑張ります。全国のみなさんのお力添えをお願いします」と訴えました。


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