2018年8月26日(日)
安倍改憲阻止へ熱気
女性参政権発祥の地・高知 日本母親大会開催
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母親・女性の願いを結集し、草の根から行動し、歩んできた日本母親大会。第64回は、女性参政権発祥の地・高知で25日、始まりました。全体会に4300人が参加。「全国に広がった市民と野党の共同をさらにつよく大きく広げ、憲法を守り生かす圧倒的な流れをつくりだそう」「子どもたちに『核兵器のない平和で明るい未来』を手渡すため、ともに力をあわせよう」との大会アピールを採択しました。2日間の日程です。
日本母親大会連絡会の笠井貴美代代表委員(新日本婦人の会会長)が主催者あいさつし、「自由民権運動発祥の地でもある高知で、女性や市民がいのち、暮らし、平和の声をあげ、行動するなかで開かれている」と強調。「女性の運動がカギを握っています」と述べ、安倍9条改憲ノー3000万人署名とヒバクシャ国際署名をさらに積み上げ強めていきましょう、と呼びかけました。沖縄県知事選について、「米軍の新基地を造らせない。日本の民主主義をかけ、熱く連帯し、全国から支援を強めよう」と訴えました。
「今日の運動」として、「いのち、くらし守れ」「核も基地もない平和な社会を」などをテーマに、高知のたたかいと全国のたたかいが紹介されました。
来賓として、尾﨑正直県知事、岡崎誠也高知市長があいさつしました。
一橋大学名誉教授の渡辺治さんが記念講演。戦後自民党による改憲の企てと国民のたたかいをあとづけながら、「幅広い共同をさらに強く大きくし、秋のたたかいで必ず3000万人署名をやりきって、安倍9条改憲をつぶし、政権を倒そう」と結ぶと、会場から「やるぞ」の声と大きな拍手が起きました。
会場の壁一面に「核兵器禁止条約批准を」「女性が働きやすい職場を」など願いごとを書いた魚カード約2万匹が掲示されました。
女性参政権発祥の地 高知県の楠瀬喜多(くすのせ・きた、1836~1920年)が女性参政権運動をおこし、1880年代の一時期、県下区町村会の一部議員選挙で、女性戸主の投票権を認めさせました。