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2018年8月23日(木)

滋賀・前立腺がん患者会

必要な治療、続けたい

政府要請に山下・倉林氏同席

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(写真)文科、厚労両省に要請する患者会の人たち(中央の4人)=22日、東京都千代田区

 滋賀医科大学前立腺癌(がん)小線源治療患者会は22日、同大学の前立腺癌小線源治療学講座の存続を求める要請書を文部科学、厚生労働の両省に提出しました。日本共産党の山下芳生、倉林明子両参院議員、畑野君枝衆院議員(秘書)、立憲民主党の桜井周衆院議員が同席しました。

 患者会の人たちは、講座の責任者である岡本圭生(けいせい)特任教授・医師による小線源療法の優位性を力説。世界最先端の医療技術として高く評価されている岡本氏の講座が廃止されることは医学界にとっても大きな損失となること、全国各地の専門医が岡本氏のもとで小線源治療の研修を重ねており、滋賀医大は岡本氏を支援し、技術を継承する人材育成にこそ取り組むべきだと訴えました。

 石黒良治代表幹事は、大学が説明もなしに突然、2019年末で講座を廃止すると発表したことについて「岡本先生の患者1200人が通院している。患者はこれからどうなるかという不安を持っている」と訴えました。山下氏は「多くの患者に信頼され、待たれている治療が大学の事情で断ち切られるなどあってはならない」と述べました。

 文部科学省の担当者は、岡本医師の講座継続を求める要望があったことを大学へ伝えるとこたえました。


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