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2018年8月18日(土)

辺野古 土砂投入させず

海上大行動 「新基地断念へさらに」

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(写真)海上から「土砂投入は許さない」と声をあげるカヌーチームの人たち=17日、沖縄県名護市

 沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が埋め立て土砂の投入を予定していた17日、新基地に反対する県民らによる「土砂投入を許さない辺野古海上大行動」が取り組まれました。土砂は投入されず、参加者は「たたかいの成果だ。新基地を断念させるまでたたかい抜くことで翁長雄志知事の決意に応えよう」と意気高く声をあげました。

 カヌー49艇、抗議船5隻が海に繰り出し、工事現場に向かって「基地を造るな」「違法工事をやめろ」とコールしました。

 土砂投入予定の工事現場では、護岸の上に石材を入れた袋材が積み上げられています。土木工事に詳しい沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは、この作業は完了しておらず、護岸内側の汚濁防止シートの設置もできていないなどそもそも土砂投入の準備が整っていないと指摘。「活断層の問題もあり、工事の展望を無くしているのは政府・防衛局だ」と強調しました。

 ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は土砂投入の延期について「現場のたたかいと同時に、翁長知事が埋め立て承認を撤回すると意思表示したことの結果だ」と強調しました。

 カヌーで海上抗議行動を続けている名護市の男性(48)は「翁長知事がいたことを誇りに思っている。沖縄の誇りを心に持って基地がなくなるまで声を上げ続ける」と話しました。


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