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2018年8月16日(木)

終戦73年 不戦の誓い

改憲阻む力、大きく 千鳥ケ淵で平和遺族会

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(写真)花を手向け、戦没者に手を合わせる人々=15日、東京都千代田区

 平和を願い戦争に反対する戦没者遺族の会(平和遺族会)は15日、東京都千代田区の国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で亡き肉親に思いをはせながら献花しました。26人が参加しました。

 平和遺族会は、戦争につながる行為に反対し、遺族の生活向上や諸要求の実現を目指して活動しています。

 同日の朝、後楽園駅の周辺で、宣伝活動。島田初代会長は、マイクを手に「戦後の73年間を、日本は憲法第9条の下、平和を保ってきました。これからの世代の人びとに、戦争しない、平和な日本を残したいです」と訴えかけました。

 今年初めて献花した男性(77)=東京都中野区=は、1945年7月15日に、父親がフィリピンで戦死しました。「私たちの活動は、今が踏ん張り時です。一人でも多くの人に戦争の事実を伝えて、安倍政権が進める憲法改悪の動きを止める力を大きくしたい」と語りました。

 父親が戦艦武蔵の乗員だった女性(82)=さいたま市=は、戦争は残された家族の人生を永遠に狂わせると語り「中学生の時、日本国憲法を習いました。その時もう日本は永遠に戦争しないんだと希望を感じました。でも現在、安倍政権によってそれが脅かされていることに恐怖を感じます」と話しました。


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