2018年8月15日(水)
沖縄知事選
宜野湾市長 出馬表明
新基地触れず翁長県政を批判
沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設を容認する自民党県連の要請を受けて県知事選(9月13日告示、30日投票)に出馬予定の佐喜真淳宜野湾市長は14日、市役所で大城政利市議会議長に辞職願を提出しました。17日の臨時市議会で同意され、18日に失職する見込みです。佐喜真市長は知事選出馬も正式に表明しました。
佐喜真市長は故・翁長雄志知事について「沖縄の過重な基地負担を全国に知らしめた」と評価する一方、翁長知事が新基地建設反対を最後まで貫いたことを念頭に、「国との関係などにおいて争いが絶えず、ひずみや分断」が生まれたと発言。県民の新基地反対の民意を無視して新基地建設を強行する国については無批判でした。
記者団から辺野古新基地の是非について問われるも、「後日、しっかり答えたい」と言及を避けました。
翁長氏後継候補 那覇で調整会議
14日、日本共産党を含む県政与党、中道保守勢力、経済界、労働組合などで構成する「調整会議」は那覇市で会合を開きました。
「オール沖縄」の知事選候補者の選定基準として、翁長知事の遺志を引き継ぎ、辺野古新基地を造らせないという建白書実現のために頑張る人物であることを確認しました。