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2018年8月14日(火)

電動ポンプ 対策に甘さ

高橋・岩渕議員が豪雨被害調査

山形・戸沢村

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(写真)説明を受ける(右3人目から)高橋、岩渕両議員=12日、山形県戸沢村

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員と岩渕友参院議員は12日、5日から6日にかけての豪雨で147戸の住宅が浸水した山形県戸沢村を訪れ、冠水した蔵岡地区などで被害状況を調査しました。

 角間沢(かくまざわ)川と最上川の合流地点の蔵岡地区に、最上川の増水時に角間沢川に逆流しないよう最上川に排水する電動ポンプ場を国が14億円かけて今年1月に設置。しかし5日午後11時すぎ、倒木や落雷で停電して電動ポンプが停止、稼働せず、蔵岡地区85戸の約8割が浸水、被害を拡大しました。

 国土交通省東北地方整備局新庄河川事務所の光永健男所長は「これまでの最高雨量198ミリが今回の豪雨は366ミリになった。新設したポンプの排水能力の毎秒2トンに対し30トン以上になり、防ぐことができなかった」と言い訳しました。

 高橋氏は「以前から地域住民から要望のあった予備電源の未設置や、ポンプの排水能力などの計画が甘かったのではないか」と厳しく指摘しました。

 60代女性は「工事に協力したがポンプ稼働停止で裏切られた。床上浸水被害を補償してほしい」と訴えます。

 調査には関徹県議、平野勝澄真室川町議、安食輝敏元戸沢村議が同行しました。


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