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2018年8月9日(木)

参院選挙区予定候補駆ける

かわの祥子 新【福岡=改選数3】

貧困の連鎖を断ちたい

 現職の福岡県直方(のおがた)市議を辞して改選数3の福岡選挙区で初の議席獲得に挑みます。

 旧産炭地の同県川崎町出身です。閉山後の貧困と格差を抱えた地域でその矛盾を肌で感じてきました。「『子ども食堂』が注目されていますが、20年、30年前から食事が欠けた児童がいました。人を使い捨てにする労働と経済が政治によってつくられ、貧困が何代にもわたって続いている。安倍政権で頂点に達したこの政治を変えなければいけません」

 直方市議会でただ一人の女性市議。教育民生委員として市民生活の問題を議会で取り上げ続けました。「市議会質問の調査でも、消費税などが上がる一方、給与は上がらない親世代の貧困を実感した」と語ります。

 国政選挙への立候補は2度目。前回2014年の衆院選では福岡8区で麻生太郎財務大臣を相手に一騎打ちでたたかい、約5万票、得票率28・68%の過去最多の支持を集めました。麻生氏の数々の暴言に、7月22日の地元飯塚市で行われた麻生氏辞任を求める宣伝行動では「今度こそ麻生氏を辞めさせよう」と呼びかけました。

 県内を駆け巡っています。九州北部豪雨では国会議員団とともに朝倉市と東峰(とうほう)村の被災地を調査し、地元区長や首長から要望を聞きました。被災地の要望を持って臨んだ政府交渉では、「地域、町の存続がかかっています」とJR九州・日田彦山(ひたひこさん)線の復旧を訴えました。西日本豪雨では募金箱を持って「日本共産党は被災者の生活再建、復興活動に全力を挙げます」と訴えています。

 「参院選で勝つためには県内で比例40万票というかつてない得票が必要。ぜひ一緒に活動してほしい」と地元、直鞍(ちょくあん)地区で訴え党員拡大の先頭に立ち奮闘。1月から16人、特別月間中も3人を党に迎えています。7月末には28歳の青年に「仕事ぶりを見ていて、ぜひ仲間になってほしいと思っていた」と呼びかけ、党に迎えました。

 「比例で党躍進を果たし、選挙区で勝ち上がり、貧困と格差をただしたい」


 河野・しょうこ 1980年生まれ。福岡県川崎町出身。九州大学法科大学院修了。2015年から18年まで直方市議(1期)。


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