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2018年7月20日(金)

はやぶさ2が観測 小惑星リュウグウ

自転軸傾き 南北に温度差

写真

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、探査機はやぶさ2が搭載する中間赤外カメラで撮影した小惑星リュウグウ(推定900メートル)の温度マップを公開しました。自転軸のわずかな傾きによる南北の温度差(季節変化)がとらえられました。

 画像(JAXA、足利大学、立教大学など提供)は6月30日に上空20キロメートルからリュウグウの昼間側を撮影。温度が高い地点を赤く、低い地点を青く示しています。最も高温の地点が約100度、低温の地点が地球の常温程度だといいます。周囲の土壌の温度と異なる、巨大クレーターや岩塊の特徴的な地形がみえています。

 リュウグウの自転周期は7・6時間。表面が砂の場合には昼夜の温度変化が大きく、岩の場合は小さいという性質を利用して、小惑星表面の状況を遠方から推定でき、着陸地点の選定に役立てます。担当の岡田達明JAXA准教授は「思ったほど温度変化のばらつきは大きくない」と話します。接近時に高解像度で観測すれば、場所による地質の細かい違いが判別できる可能性があるといいます。

 分光観測(波長=色の分析)からは、地球で見つかっているどの隕石(いんせき)とも異なる特徴がみられ、試料回収に期待が高まっています。

 はやぶさ2は17日、観測基点(20キロメートル)から高度を下げる運用を開始。20~22日には高度6キロメートルまで降下し、精密な観測をします。8月下旬に着陸地点を決定する予定です。


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