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2018年7月6日(金)

米軍機騒音10倍に

沖縄・高江 着陸帯使用で

 米軍北部訓練場がある沖縄県東村高江で、2017年度の米軍機による騒音発生回数が、六つのヘリパッド(着陸帯)が使用される前の12年度と比べ、約10倍に増えたことが分かりました。3日の県議会米軍基地関係特別委員会で、金城典和基地対策課長が日本共産党の渡久地修県議団長に答えました。

 沖縄防衛局の騒音測定によると、高江の牛道集落での17年度の騒音発生回数は5840回に上り、12年度の567回の10・3倍です。車集落では17年度は5182回で、12年度536回の9・7倍。「基地の負担軽減」どころか負担増になっている実態が改めて明らかになりました。

 17年度の騒音内訳は、牛道集落では昼間(午前7時~午後7時)4496回、夜間(同7時~翌午前7時)1344回。車集落では、昼間3820回、夜間1362回でした。

 渡久地団長は「沖縄県議会はヘリパッド6カ所の使用禁止を決議し、東村議会、高江区もN4地区の使用禁止の決議をあげました。県は、N4、H両地区のヘリパッド3カ所の使用中止を政府に要請していくとしている。ただちに使用中止の知事命令を出すべきだ」と求めました。


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