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2018年7月6日(金)

文科相と首相の責任問われる

文科省局長逮捕 志位委員長が批判

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(写真)記者会見する志位和夫委員長=5日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は5日、国会内で記者会見し、文部科学省の佐野太科学技術・学術政策局長(現大臣官房付)が4日、同省官房長在任中の受託収賄容疑で逮捕された問題で、「事実であれば、言語道断の許し難い行為だ」として、林芳正文科相の監督責任と安倍晋三首相の政治責任の両方が問われると強調しました。

 志位氏は、「文科行政に対する信頼は、地に落ちたといっても過言ではない」として、「誠に遺憾」とコメントした林文科相に対し、「受託収賄があった時期も、林文科相の在任中であり、監督責任が厳しく問われる。『誠に遺憾』というひとごとではすまない」と批判しました。

 さらに、「魚は頭から腐る」ということわざを引き、根本には「森友・加計」問題という重大な国政私物化疑惑についてまともな説明をしてこなかった安倍首相の政治責任があると指摘。「偶然の出来事とはいえない。首相が国会でああいう態度を取っていて、どうして官僚に示しがつくか」と述べました。

 また、佐野容疑者の任命は、内閣人事局が関与しており「内閣全体に任命責任があるといわなければならない」としました。

 志位氏は、野党が求めている森友・加計問題などでの予算委員会の集中審議で、今回の問題も取り上げる必要があるとの考えを示しました。


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