しんぶん赤旗

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2018年6月25日(月)

高江座り込み11周年集会

沖縄 新基地建設は「命の基盤壊す」

県内運動を交流

写真

(写真)高江座り込み11周年報告会=24日、沖縄県東村

 沖縄県東村高江で米軍着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する座り込みが始まって11周年の報告会が24日、同村で開かれました。県内各地で米軍や自衛隊基地建設に反対する人たちが、現状報告や活動交流を行いました。

 石垣島では島中央の市有地を売却して自衛隊基地が造られる計画で石垣市議会の議決が必要。「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」の高宮耕さんは「市議会は市政野党が1議席差で多数。9月の市議選が重要だ」と語りました。

 「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子さんは、地下水脈が自衛隊基地建設で危険にさらされると指摘。与那国島の「イソバの会」の高橋千恵さんは、自衛隊基地建設で山が削られ島の地形が大きく変わったと報告しました。

 伊江村のナカ実村議(日本共産党)は、強襲揚陸艦の甲板を模した「LHDデッキ」等の拡張工事が進み、伊江島で今後、オスプレイなど米軍機の訓練が集中する危険性を指摘しました。

 ヘリ基地反対協議会の浦島悦子さんは、海で糧を得てきた大浦湾一帯の歴史や風習、生物多様性の豊かさを紹介。名護市辺野古の米軍新基地建設でこれらを壊すことは「命の基盤を壊すもの」と訴えました。

 高江の「ヘリパッドいらない住民の会」の安次嶺雪音さんが「高江や辺野古、伊江島、石垣、宮古、与那国で進む軍拡に、手を取り合って声を上げていこう」と語りました。報告会は軍事拡大に反対する共同声明を採択しました。


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