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日本共産党

2018年6月24日(日)

大激動の情勢開く共産党の躍進を

鹿児島 小池書記局長が訴え

 「何でも思い通りになると考えている安倍首相にストップをかける共産党を応援したい」―参院選、統一地方選での躍進を訴えた小池晃書記局長に、自民党を支持してきたという女性が声援を送りました。日本共産党鹿児島県委員会が23日に行った街頭演説会。小池氏は、安倍政権打倒に向け、仁比聡平参院議員をはじめ7人の比例予定候補の当選と、まつざき真琴参院鹿児島選挙区予定候補(現県議)を市民と野党の共同候補に押し上げ、必ず国会にと訴えました。

 どしゃぶりの雨のなか、鹿児島中央駅前(鹿児島市)には多くの市民が駆けつけ、国内外の激動の情勢のなかで日本共産党が果たしてきた役割を熱弁する小池氏に、聴衆から「すごか。迫力ある」の声がもれます。

 まつざき予定候補は、九州電力川内原発の再稼働や米軍機の低空飛行訓練への強い怒りを示し、「力をあわせ、鹿児島から安倍政権打倒ののろしを上げよう」と訴えました。

 小池氏は、長年敵対してきた米朝首脳が初めて会談し、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築で合意した歴史的意義を強調。北東アジア情勢をガラリと変えるチャンスだとして、「戦前、侵略戦争に反対し続けた党として平和な北東アジアをつくるために全力をあげる」と述べました。

 国内の情勢はどうか。小池氏は、自民党の穴見陽一議員が衆院厚労委で参考人のがん患者に「いいかげんにしろ」と暴言を吐いた問題について、「いいかげんにするべきは自民党のほうだ」と批判。政府・与党が数々の疑惑にフタをする一方、過労死促進の「働き方改革」一括法案やカジノ実施法案を強行するために国会会期を延長した暴挙に対し、「疑惑は徹底解明、悪法は徹底審議で廃案に、この決意でたたかう。安倍首相が国会の延長は大失敗だったと悔し涙を流すような結果を出すために全力をつくす」と表明しました。

 県内では、奄美大島でオスプレイなど米軍機の低空飛行訓練が住民の命と暮らしを脅かし、海自鹿屋基地の部隊はアフリカ・ジブチに繰り返し派遣され、海外派兵の拠点になっていると指摘。「こんな状況に待ったをかけなくてはいけない」と強調しました。

 それでは安倍政権を倒す鍵は何か。小池氏は、市民と野党が本気の共闘をつくることだとして、その最大の力が共産党の躍進だと強調。「安倍政権を倒し、新しい政治をともにつくろう」と力説し、入党と「しんぶん赤旗」の購読を訴えると、会場で2人が入党を決意しました。


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