しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月18日(月)

私立大助成減額を批判

畑野氏 抜本的拡充こそ必要

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(写真)質問する畑野君枝議員=6日、衆院文科委

 日本共産党の畑野君枝議員は6日の衆院文部科学委員会で、文科省が定員割れした私立大学への助成を唐突に減額したと批判し、抜本的拡充こそ必要だと迫りました。

 2017年度私立大学等経常費補助金交付(3月)で、定員未充足大学の特別補助が事前の説明もなく減額されました。財務省が定員割れした私大への私学助成の特別補助について、19年度から減額措置を行い、18年度に先行実施することを求めたのに対し、文科省はさらに17年度に前倒し実施したもので、畑野氏は「大学によっては6割もの減額だ。助成金交付のときになって減額を知らせるなど、まるでだまし討ちだ」と批判しました。

 林芳正文科相は「税金の使い道を検証するなか、このような運用になったが、関係者の納得を得る努力はしなければならない」と述べました。

 畑野氏は定員割れの大きな原因に高学費があるとして「私学助成削減は、学費高とうに拍車をかけ定員割れの悪循環をつくる。抜本的拡充こそ求められる」と訴えました。


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