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2018年6月18日(月)

米軍ヘリ部品落下から半年

平和委、直ちに飛行中止を

戦場のような毎日 いつまで続くのか

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(写真)政府の担当官(右)に要請文を手渡す千坂事務局長=15日、衆院第1議員会館

 昨年12月に米軍普天間基地がある沖縄県宜野湾市の緑ケ丘保育園と普天間第二小学校に米軍ヘリから相次いで部品と窓枠が落下した事故から半年がすぎた15日、日本平和委員会は保育園・学校上空での米軍機飛行中止と同基地の即時運用停止などを求め、衆院第1議員会館で政府と交渉しました。

 千坂純事務局長が現地を訪れた経験から、「園庭の真上を米軍機が爆音を響かせて低空で飛び去るのを目撃した。毎日のように真上を飛行する異常な実態を認め、これをやめさせる厳しい対応をするべきだ」と求めました。

 担当官は「米軍に場周経路を守るよう、くり返し要請している」との答弁を繰り返すだけで、実態を踏まえた対応をする姿勢を示さず、保育園の現地調査もまったく実施していないことを認めました。「米軍に対し、基地への立ち入りを含む調査協力を要請するべきだ」と要求しました。

 また千坂氏は、普天間第二小学校で監視員が配置され、校庭使用再開の2月13日から6月8日の間に527回も生徒に避難指示が出たことを指摘。「校長は、『まるで戦場のようだ。こんな状態がいつまで続くのか』と苦悩していた。解決は、県議会が全会一致で採択した決議にあるように、普天間基地の即時運用停止・閉鎖・撤去しかない」と求めました。

 「沖縄の会」の間嶋信子さん(沖縄県うるま市出身)は、「みなさんは国民の代表なのですから、背後に日本の国民がいることにプライドをもって、毅然(きぜん)とした態度で仕事をしていただきたい」と訴えました。


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