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2018年6月9日(土)

「署名連行」 捜査を断念

東京・小金井署 守る会 勝利声明

 東京都小金井市の「3000万人署名不当連行事件から3人の市民を守る会」は6日、小金井署が同事件の捜査を終結し、書類送検も行わないことを表明したことを受け、「勝利声明」を発表しました。

 事件は3月31日、同市内で「安倍9条改憲NO! 3000万人署名」への協力を呼びかける訪問・対話に取り組んでいた市民3人が、「住居侵入」を口実に小金井署に不当に連行され、取り調べを受けたもの。

 同署は5月30日、3人の弁護人のもとに、捜査を終結し、書類送検を行わないことを連絡。同時に刑事訴訟法の微罪処分も行わないことを説明しました。

 「会」の声明は冒頭、「事実上の警察による捜査断念、中止の宣言であり、全国に広がった支援運動の大勝利です」と強調しました。

 市民3人が集めようとしていた署名について「署名を通じて憲法改正についての意思を表明しようとするものであり、まさに国民主権を体現するものにほかならない」と指摘。警察による弾圧は「民主主義への挑戦であり、断じて許すことができない」と断じました。

 その上で、警察の「捜査断念」は、「捜査そのものが理不尽であり、間違っていたことを自ら証明することだ」と指摘。「同時に、わずか2カ月間で大きく広がった支援運動が警察を追い込んだ」と強調しています。


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