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2018年5月30日(水)

財務・国交両省の“口裏合わせ”記録

担当者「作成した記憶ある」

 学校法人「森友学園」への国有地格安売却をめぐり、財務、国土交通両省の幹部が昨年9月7日に国会対応などの“口裏合わせ”の相談をした記録「航空局長と理財局長との意見交換概要」について、国交省の和田浩一航空局次長は29日、作成した記憶が担当者にあるとして、「個人メモの類いも含めて探索を進めている」と説明しました。衆院財務金融委員会での日本共産党の宮本徹議員への答弁。

 同「概要」は、前日の衆参両院の予算委員会で、日本共産党の宮本岳志議員と小池晃書記局長が内容を読み上げて存在を明らかにしたもの。和田次長は「行政文書としては残されていなかった」としつつ、「担当者は作成したと言っているのか」との質問に、当時同席した金井昭彦航空局総務課長が「手元には残っていないが、個人的なメモとして作成したような記憶もある」と説明していると明らかにしました。

 一方、財務省の太田充理財局長は「調べたが確認できない。作成していないということだ」などと探索に消極的な姿勢を示しました。

 宮本徹氏は「記録はあるということだ。探せばでてくるのは時間の問題だ。そこにかかれている内容が事実だということになる」と強調しました。


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