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日本共産党

2018年5月28日(月)

新基地に郷土の土 使わせない

辺野古埋め立て反対、土砂搬出地住民が集会

18都道府県、沖縄に集合

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(写真)壇上で「がんばろう」とコールする県外からの参加者ら=27日、沖縄市

 米軍新基地建設(沖縄県名護市辺野古)に伴う本土からの埋め立て土砂の搬出を止めるため活動している全国の市民団体が参加する「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」は27日、沖縄市民会館で「その土砂ストップ!沖縄集会―命の海に基地はいらない―」を開きました。220人が参加し、活動を強化していくことを確認しました。

 沖縄県以外の18都道府県からも53人が参加しました。集会では、「沖縄県をはじめ土砂搬出予定県に対し、戦争に反対し辺野古軍事基地建設を止めさせるために共に行動すること」を呼びかける決議を上げました。

 埋め立て土砂の約8割は、沖縄県外の西日本6県から搬出する計画です。6県で活動する団体代表者などが登壇して発言しました。

 「故郷の土で辺野古に基地をつくらせない!香川連絡会」の溝渕裕子さん(46)は、県への交渉や映画上映会、街頭宣伝などの活動を紹介し「小豆島の土が新基地に使われてしまうことをどんどん知らせて、若い人も一緒に立ち上がるようにしていきたい」と述べました。

 沖縄に連帯して首都圏で活動している参加者から、土砂搬出予定地の情報をもっと共有・拡散していきたいとの発言もありました。

 北上田毅さん(沖縄平和市民連絡会、土木技師)が、新基地建設の現状と工事の違法性を解説する講演を行いました。

 同全国連絡協議会はこれまで、埋め立て土砂の採取・搬出計画の中止を求める署名計11万7310人分を内閣府に提出。集会に先立つ総会で、辺野古の海への土砂投入の中止を求める新たな署名活動を始めることを決定しました。安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長も出席し、紹介されました。


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