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2018年5月28日(月)

米朝 会談実現の意志

南北再会談で確認「6・12成功裏に」 文在寅氏が記者発表

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は27日、前日に北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)国務委員長と行った会談について、ソウルで記者会見しました。「6月12日の米朝首脳会談は成功裏に実現すべきであり、朝鮮半島の非核化と恒久的な平和体制のための道のりは中断できない」ことを双方が確認したと述べました。

 文氏は「金委員長とトランプ米大統領いずれも米朝首脳会談の成功を心から望んでいる以上、双方が直接的な意思疎通を通じて誤解を払しょく」することが必要だと強調。金氏も同意したと述べました。

 4月の前回会談で署名した「板門店宣言」の速やかな履行を再確認したと表明。6月1日に南北の高官級会談を開催し、軍事当局者会議、赤十字会談も続けて行うことで合意したと明らかにしました。

 文氏と金氏による南北会談は4月に続いて2回目。文氏によると、今回の会談は金氏が呼び掛けたもので、文氏が軍事境界線を越え、北朝鮮側施設「統一閣」で行いました。また北朝鮮側の要請で、会談についての発表を27日に行ったと明らかにしました。

トランプ氏「準備順調」

 【ワシントン=遠藤誠二】トランプ米大統領は26日、ホワイトハウスで、一度中止を発表した米朝首脳会談について、「(準備は)とてもうまく進んでいる。6月12日にシンガポールでの開催を目指している。それは変わらない」と述べました。

 サンダース大統領報道官は26日、ホワイトハウスと国務省の先遣チームが、会談準備のためシンガポールに向けて出発すると明らかにしました。

 トランプ氏は25日、ツイッターに「首脳会談開催を元に戻すため北朝鮮ととても生産的な協議を進めている。もし開かれるならば、当初通りシンガポールで6月12日か、もしくはそれ以降になる」と投稿していました。


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