しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月26日(土)

政府に反証責任ある

愛媛新文書 加計疑惑を塩川氏追及

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(写真)質問する塩川鉄也議員=25日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は25日の衆院内閣委員会で、加計学園の獣医学部設置をめぐり愛媛県が提出した新文書についてただしました。

 塩川氏は、新文書には加計孝太郎理事長と安倍首相が2月25日に面談し、獣医学部構想に首相が「いいね」とコメントしたという記録があると指摘。首相は入邸記録を確認したがなかったと説明しましたが、入邸記録は「遅滞なく廃棄」する扱いになっています。塩川氏は「2015年2月25日の入邸記録が残っているのか」と質問。内閣官房の原邦彰審議官は「廃棄しているので確認できなかった」と答えました。

 塩川氏は「愛媛県側は文書で記録を明らかにしているのに、官邸は記録がない。これは説得力がない」と批判し、菅義偉官房長官に新文書の確認を求めました。菅氏は「愛媛県の文書に政府としてコメントしない」と従来の答弁を繰り返し、塩川氏は「国政調査権に基づいて出された公文書だと重みを持って受け止めよ。物証を含め反証を示すべきだ」と重ねて求めました。

 塩川氏は「記録がないのなら、関係者に証言してもらうしかない」と述べ、新文書には3月24日にも柳瀬氏と加計学園が面会した記録があり、参考人質疑での柳瀬氏の証言と食い違いがある点も指摘し、柳瀬氏、加計理事長の証人喚問を求めました。


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