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2018年5月22日(火)

依存症対策答えず

北海道苫小牧 カジノ誘致

大門氏ら調査に市側

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(写真)建設予定地で市の担当者から説明を受ける大門(左端)、畠山(右から2人目)の両氏ら=21日、北海道苫小牧市

 安倍内閣・与党が今国会中に「カジノ実施法」の成立を狙うもとで、日本共産党の大門実紀史参院議員は21日、IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の誘致を進める北海道苫小牧市を訪れ、市の担当者から聞き取り調査をしました。

 畠山和也前衆院議員と真下紀子、菊地葉子、佐野弘美各道議、松橋千春道議予定候補、冨岡隆、工藤良一両市議、原啓司市議予定候補が同行。福原功総合政策部長が応対しました。

 大門氏は「なぜカジノを含むIRを誘致しようとしているのか。カジノ抜きの、他のやり方がある」とただしました。

 市の構想を説明した国際リゾート戦略室の町田雅人室長は「カジノによる経済効果は収入面で大きい。カジノのないIRは機能せず雇用規模も小さい」と答えました。

 大門氏は「そもそもカジノは賭博であり、やめるべきだ。海外資本はうまくいかなければ、すぐ撤退することがあり、リスクは大きい」と反論。真下氏は「ギャンブル依存症など“負の面”の対策はどうなっているのか」と質問しました。

 町田室長は「リスクなどの対策は必要。依存症対策は別次元で考えていくことになる」と答えを避けました。

 懇談後、大門氏らは、建設予定地の植苗地域を視察しました。


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