しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月13日(金)

総理のご意向と符合

塩川氏が柳瀬氏発言で指摘

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(写真)質問する塩川鉄也議員=11日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は11日の衆院内閣委員会で、「加計学園」の獣医学部新設は「首相案件」だとする柳瀬唯夫首相秘書官(当時)の発言が新たに明らかになった問題で、菅義偉官房長官にただしました。

 塩川氏は、同学部新設は「首相案件」だという発言は、文部科学省の内部文書にある「総理のご意向」との藤原豊内閣府国家戦略特区担当審議官(当時)の発言とも「非常に符合する」と強調。安倍首相の関与を「否定できるか」とただすと、菅氏は「すでに国会で総理が答弁したとおりだ」として、関与を認めませんでした。

 塩川氏は、利害関係者による審議や議決への参加を排除する国家戦略特区会議の基本方針に反して、加計孝太郎理事長を「腹心の友」とする安倍首相が、同学園の学部新設を決めた同会議の議長を務めてきたことを批判。藤原氏らが国家戦略特区の手法を提案したのは、安倍首相自身が国家戦略特区を「私自身が進み具合を監督する」制度として「強い政治力を用いて進める」と表明してきたことを指摘。「総理自身が進み具合を監督するために、国家戦略特区に切り替えたのが真相ではないか」と追及しました。


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