しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月3日(火)

「森友」国会で解明を

BS番組 宮本議員が主張

 日本共産党の宮本岳志衆院議員は1日放送のBS朝日「激論!クロスファイア」に出演し、森友学園疑惑や決裁文書改ざん問題について、自民党の平沢勝栄、立憲民主党の逢坂誠二の両衆院議員と議論しました。

 宮本氏は、3月27日の証人喚問で証言拒否を連発した佐川宣寿前財務省理財局長について、「証人喚問での証言拒否は『できる』というだけで、真相を語りたければ語れた。国民の声に応えなかった」と批判。真相究明には、安倍晋三首相の妻・昭恵氏ら関係者の証人喚問が不可欠だと主張しました。

 逢坂氏は、今後の追及の方法を問われ、「特別委員会をつくっても、与党が委員長になれば委員会がなかなか開催されない。予算委員会の集中審議が一番早い」と指摘しました。

 平沢氏は、公文書改ざんの深刻さを認めながら、「昭恵さんを(証人喚問に)呼んでも事実関係は変わらない。天衣無縫な方で利用されただけ」と安倍首相夫妻を擁護。大阪地検特捜部の捜査と財務省の調査を口実に、国会での真相究明に背を向けました。

 宮本氏は「『天衣無縫』では済まされない。国会が与野党全会一致で精力的に事実解明すべきだ」と批判しました。

 宮本、逢坂両氏は、国有地取引と改ざんをめぐる政府の情報隠蔽(いんぺい)体質も告発しました。宮本氏は「改ざんされた14件の決裁文書のうち、改ざん前の文書全文が公開されたのは1件のみで、他は改ざん前後の対照表しか政府は出していない」と指摘。国が学園への土地貸し付けを断る方向から「協力」へと転じた時期の「本省相談メモ」の公表も求めました。

 平沢氏は「(13件の決裁文書全文が)出ていないとは知らなかった。事実なら出すべきだ」と述べました。


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