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日本共産党

2018年3月21日(水)

辺野古 7日ぶり搬入強行

住民抗議

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(写真)機動隊と警備員が配置され、市民が抗議する中でゲート内に入る工事車両=20日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄県名護市辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブで20日、米軍新基地建設の資機材搬入が7日ぶりに強行されました。

 27日から29日にかけての天皇・皇后の沖縄来訪で県警や海上保安庁が警備態勢に入るため、地元紙では工事を一時中断する見通しが報道されていました。新基地建設に反対する各団体は、ゲート前での抗議行動を17日から29日まで中止すると連絡しており、搬入の動きがあると知った市民ら十数人が急きょ辺野古に集まりました。

 工事用ゲート前で「違法工事はやめろ」と抗議する人々を機動隊が排除し、午後3時半までにダンプカー218台など工事車両310台がゲート内に入りました。

 ヘリ基地反対協議会の仲本興真事務局長は「座り込みの人数が少なくなることを見越して搬入が強行された。工事を進めたい安倍政権の焦りが表れている」と指摘しました。

 知人から現場の状況を聞いて駆け付けた名護市の女性(68)は「トラックの運転手に『新基地建設に加担するな』『子や孫に基地の負担を押し付けないで』と訴えました。なりふり構わず工事を強行する安倍政権を許すわけにはいかない」と語りました。

 海上では抗議船2隻とカヌー11艇で抗議しました。


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