しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年3月21日(水)

BS番組に小池書記局長

昭恵氏を特別視

証人喚問は不可欠

 日本共産党の小池晃書記局長は19日放送のBSフジ番組「プライムニュース」で、「森友」公文書改ざんがテーマになった同日の参院予算委員会の集中審議を通じ、佐川宣寿前理財局長、安倍晋三首相の妻・昭恵氏の証人喚問がいよいよ不可欠だと主張しました。

 出演した立憲民主党の福山哲郎幹事長も両氏の喚問を求めました。

 改ざん前文書には昭恵氏の動向が記載。集中審議で小池氏が「なぜ国会議員でもない昭恵氏の名前が記載されているのか」と追及すると太田充理財局長は「それは基本的に、総理夫人だということだ」と答え、改ざんの責任を佐川氏に押し付ける財務省が佐川氏から直接聴取していないことも小池氏の追及で明らかになりました。

 番組でこの論戦を紹介した小池氏は、「昭恵氏を特別の存在とみている。国有地の特例承認を言い訳するために昭恵氏が必要だった」と指摘。世論調査では6割以上が昭恵氏の証人喚問を求めているのに、昭恵氏は記者会見などで疑惑について一言も語っていないだけに、佐川氏とともに昭恵氏の喚問を速やかに実現すべきだと主張しました。

 番組では、内閣支持率が急落している報道各社の世論調査が紹介されました。小池氏は「急速な“アベ離れ”が広がり、それは『霞が関(官僚)』、自民党内にも出始めている印象だ」と語り、「森友疑惑」は新たなステージに入っていると強調しました。

 与党内から、“今まで証人喚問に出た人は刑事訴追を受ける可能性がある人”などの声が出ていることについて「証人喚問の何たるかをまったくわかっていない。証人喚問は懲罰的なものではなく、真相を解明する国政調査権の発動だ」と反論しました。


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