しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年3月19日(月)

4000人「安倍内閣退陣せよ」

「森友」に怒り 市民と4野党 大宣伝

志位委員長がスピーチ 新宿駅前

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(写真)弁士の訴えを聞く人たち=18日、東京・新宿駅西口

 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(市民連合)と、総がかり行動実行委員会は18日、森友疑惑の徹底追及、安倍内閣の総辞職を求めて、東京・新宿駅西口で大街頭宣伝を実施しました。歩道や駅ビルをつなぐ陸橋まで4000人を超える聴衆であふれ、「安倍内閣は退陣を!」と書かれたプラカードを掲げてアピール。野党4党の代表、市民の訴えに「野党はがんばれ」「徹底究明を」との声援が飛び交いました。


 主催者あいさつした安全保障関連法に反対する学者の会の広渡清吾東大名誉教授は、「安倍政権は、政権にとどまることはひと時も許されない」と強調し、真相究明、安倍内閣の総辞職を迫るたたかいを呼びかけました。

 日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の長妻昭政調会長、社民党の福島瑞穂副党首、自由党の野沢哲夫東京都第1区総支部長がスピーチしました。

 志位氏は、「森友公文書改ざんは、憲法に明記された国民主権と議会制民主主義を破壊する歴史的犯罪行為です。徹底した真相解明と責任追及を通じて内閣総辞職に追い込もう」と訴えました。

 南スーダンPKO日報隠ぺいの防衛省、裁量労働制データねつ造の厚労省、森友公文書改ざんの財務省、中学校の授業介入の文科省と相次ぐ事件にふれ、「安倍強権政治の『毒』が政府全体に回っている。市民と野党の共闘の力で安倍政権を倒し、日本の政治に民主主義を取り戻そう」と呼びかけました。

 市民が次つぎスピーチ。大学院生の奥田愛基さんは、「安倍政権は腐っている。賛成とか反対とか、右とか左とかの話じゃない。安保法制のとき10万人が国会前に集まりました。今こそ集まろう」と訴え。

 「未来のための公共」メンバーの大学生は、「安倍さんが辞めないなら、私たちで終わらせよう」として、「国会前、官邸前、街宣に行きこんなに怒っている人がいるんだとみせつけよう」とよびかけました。

 立憲デモクラシーの会の中野晃一上智大学教授は、「国会での虚偽答弁、公文書の改ざん、その隠ぺいでスリーアウトです。なぜバッターボックスに立とうとするのか。もうチェンジだ」と指摘しました。

 総がかり行動実行委の高田健共同代表が行動提起し、安倍内閣の総辞職に向けて、「国会の中で野党は結束して追及する。私たちは国会の外で、野党のたたかいに呼応して全国各地で退陣のたたかいを全力でやりぬこう」と訴えました。(志位委員長の訴え)


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