2018年3月8日(木)

沖縄　石垣市長選　３日攻防へ

市政変えるチャンス

（写真）演説中、子どもたちに迎えられる宮良みさお候補＝７日、沖縄県石垣市

　陸上自衛隊ミサイル基地問題が争点の沖縄県石垣市長選（１１日投票）は、８日から“３日攻防”に入ります。翁長雄志知事を支える宮良みさお候補（６１）＝日本共産党、社民党、沖縄社会大衆党、自由党、民進党推薦＝は７日早朝から市街地で支援者とともに街頭に立ち、午後は出身地域の白保海岸一帯で演説しました。

　宮良候補は「基地問題も暮らしや教育の問題も、市民の意見を聞かない市政を変える絶好のチャンス。もう一人、もう一押し、あなたのお力で、広げに広げ抜いてください」とこぶしを固く握りしめて訴えました。

（写真）早朝から街頭に立つ宮良みさお候補の支援者たち＝７日、沖縄県石垣市

　選挙戦は、宮良氏が現職の中山義隆候補（５０）＝自民党、公明党、日本維新の会、幸福実現党＝を激しく追う展開です。保守一本化を拒否し、自民党を除名された元県議、砂川利勝候補（５４）も立候補しています。

　中山氏には告示後、毎日国会議員が応援弁士に立ち、８日には自民党の二階俊博幹事長と竹下亘総務会長が石垣市に入り企業・団体を引き締めます。

　中山候補は今回、自公に加え、維新も味方につけています。６日夜の同党総決起大会では壇上に「期日前投票で当選へ」と書かれた横断幕が掲げられ、その下で中山氏の選対本部長が「われわれは投票日前に決着をつける計画だ。投票日の前に投票を」と檄（げき）を飛ばしました。

　期日前投票は、５日、６日の２日間で４５５２人が済ませ、前回比１・７５倍の増加です。

　宮良氏の選挙対策本部長の次呂久成崇県議は「市民一人一人の力を信じて、支持を広げる担い手を一回り二回り増やしてたたかい、何としても勝ち抜きたい」と決意を語っています。