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2018年2月21日(水)

成田空港機能強化案

運用時間拡大やめて

住民ら国交省に署名提出

 畑野、山添氏出席

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(写真)要請する(左から)「守る会」の岩田公宏、畑野、山添、しいば、浅野、斉藤の各氏=20日、衆院第2議員会館内

 成田空港(千葉県成田市、芝山町)の周辺住民でつくる「成田空港から郷土とくらしを守る会」や地元住民らは20日、衆院第2議員会館内で成田空港の機能強化案について国土交通省に要請し、同空港の運用時間拡大案の白紙撤回を求める署名を提出しました。日本共産党の畑野君枝衆院議員、山添拓参院議員、しいば寿幸参院比例、浅野ふみ子参院千葉選挙区両予定候補、斉藤和子前衆院議員、鵜澤治成田市議、山崎よしさだ横芝光町議、志位和夫衆院議員秘書も出席しました。

 要請では、国、成田国際空港会社、県が空港周辺9市町の求めに応じて19日に提示した機能強化案の「再見直し案」を含めて国の姿勢をただしました。

 2本の滑走路の使用時間帯をずらす「スライド運用」を導入することで静穏時間を7時間にするという同案について、参加者から批判が噴出しました。同案でも、午前5時~午前0時半という空港の運用時間は変わらず、飛行コースの谷間にあたる地域は実質4時間半しか静穏時間がありません。

 参加者らは「開港当時の約束である午前6時から午後11時までという合意をほごにするものだ」と批判し、「時間延長では、住民の理解は得られない」と迫りました。

 山添氏は、航空需要に対しての訪日観光客の予測も答えられない同省に対し「数ありきで考えていると、さらなる運用拡大につながる」「機能強化自体に疑問の声が上がっていることを受け止めるべきだ」と指摘しました。


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