2018年2月16日(金)
安倍9条改憲を批判
山添参院議員が意見表明
国会内集会
「9条三択・国民投票」の実現をめざす会は15日、国会内で「集中的議論と模擬国民投票」と題する集会を開き、憲法9条支持、自民党の改憲案支持、自民党案とは異なる9条改憲案支持の三つの立場から各党議員が意見表明を行いました。
改憲に反対し憲法9条を支持する立場から、日本共産党の山添拓参院議員が意見表明しました。
山添氏は「自衛隊や自衛戦争の是非をニュートラル(中立的)に検討する状況にはない」と述べ、安倍政権は北朝鮮問題を口実に、海上自衛隊によるイージス艦への給油など米軍支援のために安保法制を発動していると指摘しました。
その上で「アメリカと北朝鮮の間で偶発的に軍事衝突があれば、米軍を支援して護衛する自衛隊は戦争当事者になる。国民が知らないうちに日本が参戦して戦争に巻き込まれる危険が生じている」と自衛隊と米軍の一体化の危険を示し、「根底には日米安保条約がある」と主張。「(安倍9条改憲によって)アメリカの世界戦略に組み込まれた自衛隊が、憲法に書き込まれようとしています」と訴えました。
民進党の杉尾秀哉参院議員は「今年中に安倍政権は(改憲)発議を狙っている。安倍改憲に反対の人は手を結ぶべきです。与党に中にも反対の人はいる。そういう人も含めて幅広い勢力と手をつなげることが必要」と訴えました。
自民党の船田元、希望の党の長島昭久両衆院議員が、ビデオで改憲支持の立場から意見表明し、立憲民主党の山尾志桜里衆院議員は「護憲的改憲案」の立場から意見を述べました。