しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

2018年2月15日(木)

藤井五段 初戦飾る

将棋新人王戦 「前期より上を」

写真

(写真)第49期新人王戦の初戦を飾り感想戦をおこなう藤井聡太五段(右)=14日、大阪・関西将棋会館(撮影・峯松進)

 将棋の藤井聡太五段(15)は14日、大阪市の関西将棋会館でおこなわれた第49期新人王戦(しんぶん赤旗主催)で古森裕太四段(22)を破って初戦を飾り、最年少新人王へ好発進を遂げました。次戦は八代弥六段対西山朋佳奨励会三段戦の勝者と対戦します。

 角交換型の居飛車対振飛車の戦型で、序盤から考慮時間を使う展開になりました。とくに古森四段は持ち時間3時間の中から1手68分の大長考を含め慎重に指し進めました。

 中盤で駒得した藤井五段が端攻めから優勢を築き、午後4時29分、危なげなく85手で古森四段を投了に追い込みました。

 前期は準々決勝で敗れ、ベスト8止まりでした。今期も新人王戦史上最年少での獲得記録(森内俊之九段の17歳0カ月)更新のチャンスがあります。

 勝った藤井五段は「一手一手難しい将棋だったが、端を突いて持ち駒の角桂を生かして攻める展開になったので指せると思った」と一局を振り返り、「(最年少記録は)意識しないが、前期はベスト8で敗退してしまったので前期よりは上を目指したい」と語りました。

 観戦記者、池田将之さんによる観戦記が「しんぶん赤旗」22日付から掲載予定です。


pageup