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2018年2月12日(月)

「建国記念の日」に反対し全国各地でも集会

学者・元外交官など訴え

 「建国記念の日」に反対する「2・11集会」が全国各地で開かれ、安倍晋三首相が狙う自衛隊明記の9条改憲に反対する共同の声をあげました。憲法学者、元外交官など各界の人たちが、海外で無制限な武力行使に道を開くことになる安倍9条改憲の危険を語りました。

 仙台市の集会で青井未帆・学習院大教授は「『武力解決が許される』となったら、9条の意味はなくなり『平和国家』のブランドもなくなる」と指摘。孫崎享・元外務省国際情報局長は広島市での集会で、北朝鮮問題で軍事対応をことさらあおる安倍政権を批判し、「対話での解決への努力を。『核の傘』やミサイル防衛で国は守れない」と訴えました。

 山口市での集会で高山佳奈子・京都大学教授は「政治的な立場は違っても、真実を知りたい気持ち、だまされることへの怒りは全ての人が共有できる」と憲法の中身を知らせようと呼びかけました。「安保関連法に反対するママの会」発起人の西郷南海子さんも奈良市での集会で、「『戦争の理由や道具をつくる』のも私たちなら、『戦争をやめる』のも私たちだと、前向きな言葉を伝えていこう」と語りました。


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