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2018年1月21日(日)

きょうの潮流

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 アジアのかけ橋としての将来像を描き、それをどう実現していくか。県民の英知を集めた沖縄21世紀ビジョンには、住民とともに訪れる人たちも幸せになれる南国の楽園が示されています▼貴重な自然や固有の文化、くらしを大切にしながら世界と結び、発展する平和な沖縄。翁長知事は、県民の誇りの上に成り立つ豊かさを手にしていくことが、めざすべき姿だといいます▼沖縄の観光客が昨年初めて900万を超えました。これで5年連続の過去最高。外国人客の大幅増が押し上げているそうですが、訪れる人たちが求める魅力は県民が望む方向と合致しています。しかし、それを阻んでいるのが米軍基地の存在です▼「沖縄県が観光収入を過大発表し、基地反対運動の材料にも利用されている」。年明けの産経新聞が報じました。翁長知事は反論します。県民総所得に占める基地収入の割合は復帰時から下がり続け、5%台になっている。返還された基地の跡地は大きな経済効果をあげている。「基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因」だと▼日々、県民の命と沖縄の安心・安全を脅かしている米軍基地。最大限飛ばないと口にしながら、舌の根も乾かないうちに小学校の上空にヘリを飛ばす。こんな態度で“良き隣人”などとよく言えたものです▼告示まで1週間と迫った名護市長選。辺野古の新基地建設を許すかどうかが大争点です。今の「とんでもない状況」(翁長知事)をいつまで続けるのか。沖縄と日本の未来がかかるたたかいです。


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